08.建物

 夏だけの利用とオールシーズン利用とでは建築の仕方、建築費用が変わるので利用法をよく考えて建てることが必要である。
 業者は出来るだけ地元の信用有る業者を使う方が良い。水回りを含めて結構世話になる。すぐ駆けつけてくれないとどうにもならないことがある。

 私の場合、建ててから10年後に三人の子供達が結婚し、建て増しの要望が出てきた。建て増しの要望は滅多に出るものではないが、山岳地では地形の関係で後から建て増しすると、場所、接続法などに難しい問題が出てくる。予め建て増しを予測して建てておくことも大事である。

 近所に建て増しをした小屋が幾つもあるが、古い建物との調和の取れたものはあまり無い。最初に建てたときと使い方も変わるし建築材料や技術も進歩するのでどうしても取って付けたような建物になってしまうようである。また広さは十分あるが地形が複雑なので接続の高さや角度が自由に取れないことにも依っている。

 また山荘をDIY作業の拠点としようと思うなら予めその場所を確保しておくと良い。また、囲炉裏やバーベキューの場所としてやや大きめのガゼボやあずま屋を用意しておくと雨の時でも使えるので便利である。
 特にDIYが好きな人は整った作業場があると来る頻度が急に増えるものである。自分で組み立てられる半既成の車庫などが売られている。

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