8-18.木材、杭の寿命

 山荘には外に土留めや階段を作ることが多い。塗料を塗らない杭や丸太は雨ざらしの場合5年が寿命(太さ、材質により異なる。唐松は6~10cm径で5年。栗は倍以上保つ)。枕木も程度に依るが中古は数年で虫(主に茶蟻)が喰い始めるが、殺虫剤の散布などで10数年は十分持つ。新品なら何十年も持つ。

 枕木は中古は田舎で¥3,000/本(東京では中古で¥4,000)、新品は田舎で¥7,000/本(東京では高すぎて買い手が居ないため売っていない。大量(50100本程度)なら工場から直販の場合¥6,000程度)である。送料は別で、クレーン付きトラックで運んで貰うと100kmの運搬で7万円位である。

 最近形は枕木に似ているが本質的に異なる新品の木材を売っているが、保ちは枕木に比べれば可成り短いと思われる。その分安い。

 

 日本の枕木の大きさは、標準が14×20×210cm、重さは一本60kg、クレーン付き(ユニック車)4t車で60本程度積める。100本ならクレーン付き11t車が必要である。ただし狭い取り付け道やUターン不可能な場所では無理。

 軽トラックの積載量は300kg程度であるので精々5~6本しか積めない。

 クレーン付きトラックでも積み下ろしは、トラックからせいぜい3メートル離れたところまでであることを知っておくこと。5本単位で吊っても300kgとなり、トラックがひっくり返るので、遠くまでは腕を延ばせない。何本ずつ降ろすかは積むときの並べ方やクレーンの能力によるが、ワイヤーが掛けやすい5~10本単位くらいと考えておけばよい。勿論直下に降ろす場合には二人で手作業で出来るが(軍手か革手袋が必須)、精々20本までであろう。その場合、手を挟まないよう(慣れないと挟むことが多い)、また足の上に落とさないよう十分注意する必要がある。

 

 最近中国などの古い枕木がドゥーパー等の雑誌に紹介されている。日本のサイズと若干異なるが検討の余地がある。また塗装をしないでも20年も保つ洋材が売られているが可成り高価である。

 

 上に述べたように枕木で土留めをする場合、杭も枕木から製材したものを使わないと、杭だけが先に腐ってしまう。枕木から杭を製材するには、バンドソーが必要であるがアマチュア用の小型のものでも20万円近くする。大量に使う人には便利である。杭を200本以上使う人には腐って打ち直す費用を考えるとずっと割安である。バンドソーを使う場合、設置場所が必要である。またバンドソーに枕木を送るローラー装置が必要である。縦挽きに先立って枕木の両端の鉄の輪部分をチェーンソウなどで切り落とすことと中程に打ってある二本の釘(商品記号)を必ず取り除いておくこと。また杭の先端を尖らすには鉈ではなく丸鋸盤を使う(私の山小屋にはこれらの機器が据え付けられている)。

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