8-8.ベランダ(デッキ)

 我が山小屋のように、傾斜地では南面が非常に高くなるため、ベランダがあると、室内からの景色は、半分ベランダの面を見るようになり、半分は高い梢と空ばかりになってしまう。またベランダに出て外を見ると、三階から見るような景色になってしまう。だから家の中から庭を見るときには、ベランダのない和室の腰高窓から覗くことが多い。その意味でベランダの作り方は難しい。我々の場合、ベランダを使うのは、明るい時間帯にお茶を飲んだり外を見回したりする他、布団を干したり洗濯物を干すときだけである。しかし無いと不便であるし趣がない感じがする。
ベランダでバーベキューをする事は殆ど無い。それは蛾が飛んでくるためである。材料を運ぶため室内との行き来が頻繁なのでベランダ側の窓を開け放して使うが、明かりが灯っているためベランダだけでなく家中蛾だらけになってしまうからである。少し遠くに強力な誘蛾灯を付ければ多少の効果があるかも知れない。
バーベキューをやるには、人数にも依るが最低1.5間×3間の広さが必要である。

南向きの建物に、ベランダを作るときは、景色の問題もさることながら、照り返しが部屋に入る。そのため数十cm程下げて作ると良いが、階段が必要になるので使いにくくなる。
照り返しを防ぐためにはよしずやキャンバス地を上に張る手もあるが、仕舞い忘れると強い山風で壊れる。最近都会でよく使われるアルミとプラスティックの屋根付きベランダも考えられるが、一寸趣がない。
ベランダへは、部屋の両側から出入りするようにして、南面を腰高窓にする等の工夫をする手もある。

ベランダは広すぎると塗装費用が馬鹿にならない。木造の20坪の山荘ではベランダも含めて全体で50万円以上掛かる。また三年に一度は塗らなければならない。

なお、雨の時、屋根からベランダの上に雨滴が落ち、跳ねて部屋の中まで濡れるので、樋を付ける必要がある。但し、雪で壊れないように注意して付ける必要がある(樋の項参照)。

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