13.冷房

1)ベランダは照り返しで室温を高める元凶。巻き込み式日除けテントはメンテが面倒だが有効。屋根を付ければよいが、やや都会的になる。しかしベランダが一番早く腐るので、屋根は建物維持には最も効果がある。但し雪の落下や風に備えて構造に工夫が要る。

2)南開口部に薄いレースカーテンは必需品(反射の日除け)。二重窓の間にブラインドを入れるのも良い。初めから計画しておかないと、ブラインドの空間2センチ)が取れないことが多い。

3)標高1,200mでも、一夏に10回程度行くが、その内2~3回程度は30度を超し、空調機が必要な場合がある。用意するなら涼しいところとはいえ、都会と同じ基準で容量を決めないと効かない。使う回数が少ないだけで容量は都会と同じものが必要である。冷暖房でなく冷房機のみでもよいが値段はあまり変わらない。実際には冷暖房の方が便利である。
・我が家では12畳用を付けたが、常に三部屋(24畳相当)を通しで使っているので容量がとても足りなかった。そのため、ひどく暑い日は可能な限り狭く仕切って冷やしているが、朝から着けておかないと効かない。
・住んでみて必要なら付けられるようスペースを見込んでおくと良い。

4)標高1200メートルといえども暑い日があるので、南北を風が抜けるように設計すると夏は快適。

5)空調機の室内機設置場所はストーブの真上がよい。夏冬室内での洗濯物の吊り下げ乾燥が同じ場所で出来るなど思いの外便利なことがある。

6)常に来ている人にとっては、たまに暑い日があるのは当たり前故問題はないが、客は別荘に招かれて、たまたま暑い日にぶつかると、東京に居れば冷房完備なのに何のために別荘に来たのかと不快な感じになる。そのためにも空調機はあった方がよい。

7)空調機を必要とする時間帯は朝10時から夕方3時頃までである。どんなに暑い日でも朝夕は涼しくなり、寝るときは中厚の布団が要るのが普通である

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